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2005年12月17日

[写真集]芋っ子ヨッチャンの一生 ――見知らぬ叔母へ

※前々からどう書こうか迷っていた話です。

芋っ子ヨッチャンの一生 影山 光洋 (著)

わたしには、戦後幼くして栄養失調で亡くなったという叔母がいる。この写真集は、愛されて生まれてきたヨッチャンが、母親にお乳が出ないため芋ばかり食べていて栄養が偏り、段々衰弱してゆく様をリアルで撮っている。母親も亡くなった。父はひとりで子供の世話をし、ヨッチャンは親類に引き取られる。そして、5才の無垢な死に顔。跡を継いだ息子さんによる後書きも壮絶だ。こんな写真家が日本にいたのか。

実は、その叔母とわたしのファーストネームは読みが同じ。母はちゃんと考えて付けたというけど、意識していなかったはずがない。子供を亡くした祖母はわたしを可愛がってくれたけど、どんな気持ちでわたしを呼んでいたのだろう。

祖母は施設に入って、わたしの顔はたぶん分からない。お見舞いに行けない。数年前までは、母が「うちはみんな元気だよ」というとにこにこしていたという。認知症が始まったあたり、わたしに「ぼけてゆくことの恐怖」を切々と語った。そう、気が狂うのではないかという恐怖とそれは似てる。だけど、そう口には出せない。わたしが精神科通いだなんて、死にたがっていたなんて、言わなくてよかったのだ。このこと全部に早く気が付いていれば。

参考

http://homepage2.nifty.com/troom/Wordsroom/yochan.htm

出版元版切れらしいので、アマゾンか古本屋、復刊ドットコムに要望、くらいしかないかな。悲しいが、ヨッチャン自身は幸せだったのだろう。

子供の頃の、サイダーやアイスクリーム、迎えてくれる祖父母の嬉しそうな顔、あの日々は二度と戻ってこない。



posted by ちるる at 17:11| 富山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦めの本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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